からだとあたまからこころまでほぐす、セラピストAsacoの日々の徒然。

からだとあたまからこころまでほぐす、セラピストAsacoの日々の徒然。
こころがちょっと疲れた時に、からだが不調を感じる時に。
ひだまりのようなひとときを。

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2014年10月28日火曜日

調香会に参加して。

最近、精油の成分面から見た作用でなく、
そのエネルギーとか、感覚的な、スピリチュアルなものを学んでみたいと思い、
まずは自分の感覚を磨こうと、「調香会」なるものに参加。
香りの調合の仕方を学ぶ、というよりも、与えられたテーマで選んだ香りを通して、自分の内面を知る、という内容。

嗅覚で捉えた感覚的なイメージを表現することの難しさや、
同じテーマでも、人によってイメージも、選ぶ香りも違うことが、とても楽しかった。

香る、という嗅覚に集中して、イメージを言葉にするって、
奥深く楽しいくて、すごく頭を使って、
終わった後すごく疲れたことに気づいた(笑)
表現力を鍛える練習になるなあ、と思う。

一方で、セラピスト的に感じたことがひとつ。
「香りをどう感じるか、実際に言われる作用が、
皆に当てはまるとは限らない」と伺い、
それは、間違ってはいないんだけど、
その感覚のみで選択するというのは、セラピストとは違うんだな、と感じた。
「調香」においては、香りに対する感覚・感性が絶対的なので
もちろん、その選択になるのは当然だし、良いと思う。
この違和感はあくまで、「アロマセラピスト」として感じたところかな。
(最近、精油の成分作用を考慮せずに扱ってるような情報が、
目に付く機会が多くて、ちょっと敏感になっているのかもしれない...)

精油の香りは、人によって感じ方が違うこと、
好きか嫌いか、ということは、確かにとても重要な要素。
でも、科学的根拠に基づく作用や働きだって、大切だと思う。

精油は、感覚的に選ぶだけものだけではないし、
成分だけで選ぶものでもない。

エネルギーや、好み、感覚だけで精油を捉えるのは、
精油のひとつの側面しか見えなくなってしまうのではないか、と思う。

例えば、現実的な痛みを取り除きたい時には、
痛みを緩和する作用がある、という知識や要素を取り入れられれば、もっと、
その精油を生かすことができるのではないかと思う。

香りが良いなあ、と思って選ばれた精油は、大抵、
その人にとって必要な作用を持つ精油ではあるのだけど、
もし、その人自身が、選べない状況にあったらどうするのか?

どこで、どんな人に対して使うか。
用途によって、何を重要視するかが変わる。
精油のいろんな側面を知って、
その人にとって最適で、納得のゆく香りを選択してもらえるよう、
サポートできるアロマセラピストになりたいなあ、と思う。
その、知識と感覚を持つには、ずっと勉強と、もっと経験が必要だけど。

思わぬところで、アロマに対する自分の考えを、確認する機会になりました。


あ、調香会は、そんな自分の感覚を発見する新鮮さも含めて、また行こうと思ってます。