この「手」があることへの、ありがたさが沸き上がって、じぃん、とした。
誰かを慈しめる、何かを生み出す、祈ることのできる「手」があることに。
昼下がりに外出していて、
ぽかぽかの日差しを背中に感じたときに、ふと思った。
手、だけじゃないや。
もっと、素晴らしいものを与えられている、ワタシ。
手があることのありがたさを感じることもそうだし、
今、ここで受けるあたたかい日差しや、ひんやりとした風を受け、
木々の緑や、抜けるような青空を見たときに、
素敵やなあ、きれいやなあ、しあわせやなあ、
と、そういうふうに感じられること。
その「心」があること。
それは、生まれた時から、既に与えられているもの。
皆に平等に与えられる、すばらしいギフト。
そのギフトを、どう扱うかは、自分次第。
自分の中に、既に、常に。