
弟が亡くなった時、それまでいた世界と、
それ以降の世界は大きく見え方が変わってしまった。
今でも、弟の死以前、以後、という感覚はどこかに残っているけれど。
それを受け止められるようになった、と思う。
これはカルマ(業)だよ、とか、
いつも魂は側にあるから、とか、
本で読んでも、誰かに聞いても、
拒否したくてたまらなかった感情から、
少しづつ、少しづつ、
それを受け入れられるようになった。
そういうのは、時の流れしか、修復出来ないものではあるけれど、
思っていたより、早く前を向けられるようになったのは、
ワタシのありのままを、受け入れてくれた周りのおかげ。
沖縄で、やさしく見守ってくれた海辺の木々。
悲しみを伝え、支えてくれた家族。
そして、今までの学びや経験...
過去の喪失体験。
ホリスティックアロマを勉強していたこと
グリーフケアについて触れてきたこと
ヨーガやアーユルヴェーダの学びを通して得た、
この世界の理。
彼は、多分この世で与えたものを与えきったから、
この世の肉体から離れてしまったのだろうけど、
思えば其処此処に、見出すことができる。
その人に与えられた試練は、魂の成長の為に。
向き合い、受け入れることが出来る者であるから、
与えられたもの。
そう思えるようになった。
そして、ワタシが彼から得たものを、
どのようにして還してゆけばよいのか。
ワタシのダルマ(この世で行なう使命)や、
カルマ(無私の行い)についてを、
思いながら、これからを生きてゆこうかな、
と思う。