からだとあたまからこころまでほぐす、セラピストAsacoの日々の徒然。

からだとあたまからこころまでほぐす、セラピストAsacoの日々の徒然。
こころがちょっと疲れた時に、からだが不調を感じる時に。
ひだまりのようなひとときを。

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2018年6月12日火曜日

美の種の種子

舞台「美の種in神戸 海都からの招待状」
を観に行きました。
きっかけは、知り合いの南インド舞踊の先生が
参加すると聞いたのと、
「美の種」という言葉に惹かれたこと。

素晴らしい衣装を纏った演者の方々が、
踊り舞い、演奏し唄う舞台は、
それはもう本当に美しく、
典雅で、清らかで、神秘的で、
時に幽玄、神聖さを感じるひとときでした。

最後の挨拶になる時には、
なぜか涙が出ていました。

最後のご挨拶の時に、
構成・演出・衣装を手がけた時広真吾さんが、
おっしゃっていました。

「この舞台の主役は、観客の皆さんです。
美を感じる心は、皆さん持ってらしているのです。
私たちはその種を撒いているのです。
今度は皆さんが、美の種を育てて、
撒いて行ってください」と。

それを聞いたとき、
「種子(しゅうし)」
という仏教の言葉を連想しました。

その言葉は、唯識の思想なのですが、
その意味は、自己のこころの奥に存在している、
あらゆる可能性を秘めた精神的なエネルギーというもので、
縁が得られれば、植物の種子が芽吹くように、
必ず具体的な結果をもたらす、ということ。
(説明は「唯識塾」というHPを参考にして書きました。
詳しくは→こちら

自分の中にある種子が、
美を感じるという縁を得て、
美の種を芽吹かせ育ててゆく。
そんなイメージが湧いてきました。

美は、心を豊かにしてくれます。
美は感性を育て、心を慰めくれたり、
時に救いをもたらします。
神聖さや愛と美は一体だと、思います。

最近、ゆっくり触れていないなぁ、
と感じていた、美への探究心を刺激されました。

自分の内にある美の心を、育んでいこう、
そして私も美の種を撒ける人になろう、
と改めて思いました。