からだとあたまからこころまでほぐす、セラピストAsacoの日々の徒然。

からだとあたまからこころまでほぐす、セラピストAsacoの日々の徒然。
こころがちょっと疲れた時に、からだが不調を感じる時に。
ひだまりのようなひとときを。

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2014年8月21日木曜日

2012年9月後半〜気力の喪失

弟の葬式後。
勿論、忌引後は普通に会社に行って、仕事をした。
弟が亡くなった事は、ごく一部の人にしか知らせていなかった。
それを知っている人は、さりげなく、あるいはものすごく気遣ってくれて、実はご主人を亡くされている方がその時の辛さを話してくれたりした。
「ああ、私だけではないのだな」と頭では考えるのだけど、
心がついて行かない状態。
勿論弟を亡くした事を知らない人もいて、それはあまり周りに気を使わせたくない、自分の意思なのだけど、普通に振る舞うのは、やっぱりかなりエネルギーが要った。
毎朝、感情を固めるイメージで、揺れないように、と言い聞かせて行っていた。
会社帰り、車窓に映る自分の顔に、全く表情がない事に気付いた。

現実逃避ゆえか、死んだように眠る夜。
一方で、睡眠に罪悪感を感じる日々。弟を喪ったばかりなのに、悲しみにくれることなく、眠る事ができるなんて、なんでだろう、とか思ったり。
好きで毎晩のように飲んでいたお酒も全然すすまない。
何処かへ飲みに行く気や、遊びに行く気が、全くしない。

生きる気力が全然無くて、死んでも良いかも、と初めて思った。
一方で、絶対に死ぬわけにいかないな、とも思ってた。
これ以上親に、子に先立たれる思いをさせるわけにはいかないと。
家族を喪う悲しみを、私の家族にもう味あわせるわけにはいかなくなっちゃったな、と思っていた。

つまらないとか、愚痴とか、苛立ちとか、そういう感情って、ある程度心身の環境が整っていて、生きる気力ないと、出ないものなんだね。
それくらい、感情を凍結していないと、生活できない状態だった。