からだとあたまからこころまでほぐす、セラピストAsacoの日々の徒然。

からだとあたまからこころまでほぐす、セラピストAsacoの日々の徒然。
こころがちょっと疲れた時に、からだが不調を感じる時に。
ひだまりのようなひとときを。

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2016年1月6日水曜日

2016年正月

20016年が始まりました。

弟の三回忌を過ぎた去年の正月から、
夫の実家に一緒に行くことにしています。
弟が亡くなる前までは毎年、
盆と正月に夫の実家に行ってたのですが、
しばらく自分の実家を優先していました)

なので今年も年末年始は夫の実家へ。
お義母さんがとても気の良い方で、
夫の実家にも関わらず、
のんびりさせていただいています。

そんなお義母さんが、
色々ご近所さんの話を聞かせてくれるのですが、
その中で、親より先に逝った息子さんことを話された時、

心のどこかが固まるのを感じました。
「親より先に死んじゃうなんてねぇ...」
と、それに続く言葉は、
まんま、うちの実家に当てはまる訳で。
お義母さんは、何の他意も無く、
普通に、ご近所ネタのひとつで話されたのだと、
頭では判っていても、
心の中は、一瞬嵐のように殺伐とした気持ちが去就しました。


母は年賀状に「あけましておめでとう」
の文字が書けないと言います。
勿論、口にすることにも抵抗があるようです。
いまだ明けてないし、
もう明かないのかもしれない。

父はあまり家で話をしません。
元々、無口な方ではありますが、
外では饒舌になることもあるようです。

母はそれに寂しさも感じているようですが、
日々の生活の中で、母の父に対する言葉は文句しかなくて、
聞いているこちらが堪え難い時があるほど。
それに閉口しているというのが、見ているとわかるのです。

心の中は、嵐が吹き荒れているのかもしれません。
自分の息子が亡くなった事をきっかけに噴出した、
それまでのさまざまな怒りが、今も沸々と燻っているのか。

怒りの裏には、悲しみが常にあるのだと、
感じます。

妹は、死んだ目をしていた(と同僚に言われていた)頃から、
仕事に没頭し、他人と関わる事で、
私と同じように、落ち着いてきましたが、
家族に対する心配が、
怒り口調で現れることが多くあります。


私は、家族の中でも比較的、
弟の死の受け入れることに対応していて、
落ち着いて受け止められるようになった、
と思っていたのだけど。
そんな私にも、まだ心が殺伐として、
固まる瞬間があることに、気付きました。

そしてそれは多分、一生消えないものなのかもしれません。

彼岸花