病院での臨床実習・演習を終えました。
一日中、自らを題材に、他者を介して、行われる実習は、
予想通り、非常に濃密な一週間でした。
連日、毎朝4時に目覚めてそれから頭が冴えて眠れない。
そんな状態でした。
ですが、この濃密さがなければ、越えられなかった壁がありました。
この一週間に与えた自らの課題を、ひとつクリアしたことで、
人と向き合う時の、自分の心の在りようが大きく変わりました。
それは、一生かけて向き合うであろうと思っていたコンプレックス。
それがワタシの心からふいに離れたら、
今まで感じ取れなかったものが、
本当に近くに感じられるようになって、
嬉しくて有り難くて涙があふれてばかりでした。
でもこれは、決して自分の力だけでは無くて、
一緒に実習を行なった仲間、先生、そして患者さん。
まるで奇跡のような、
何らかの采配が働いたとしか思えない出逢いのおかげです。
感謝しかありません。
そして、ここに来るまで、生きてきた自分の人生にも。
もがいてきたからこそ、今、この瞬間があるのだと。
