毎朝、ワタシは神様と、弟に挨拶をする。
神様には、今日も無事に起きられた事へのお礼と、今日も神様の役に立つように。
弟には、おはよう、と。
今朝も同じように、弟に挨拶しようとしたら、
なんか急に周りから包まれるような感覚がした。
そして、急に気が付いた。
あぁ、いつも一緒にいてくれてるんだ。
そうしたら、包まれるような感覚がさらに続いて、
じわっと胸が、震えて、涙が溢れて出てきた。
それに気づかせるために、やってきてくれたんだねぇ。
ありがとうね。
ちょっと、母にも、いつもそばにおるってこと、伝えたってな。
ふと見れば、風が全く無いのに、ろうそくの炎がゆらゆらっと揺れている。
しばらく、それをじっと見る。
弟が、居眠りする私に毛布をかけてくれた場面が、映画のように脳裡に浮かぶ。
小さな弟の小さな笑顔と、大人になった弟の、照れるような笑顔が重なる。
久々に、思い出したよ。
せやな、いつも見守ってくれてんねんな。
会おうと思えば、いつも会えるもんな。
変な言い方だけど、生きていた頃よりも身近に感じる。
ありがとう。
ありがとう。
ありがとう。