先日、介護付き高齢者専用施設の「グランポルト宝塚」の、
アロマボランティアに参加しました。
病棟や介護施設でのボランティアは久々なのと、
この施設へは初参加なこともあって、やや緊張しました。
アロママッサージする手にも、
それがあらわれてしまったかもしれません。
「お話しながら、ハンドマッサージをして下さいね」と言われて、
久々に「どう話をしていったら良いのだろう」という、
「話しかけるのが苦手」っていうワタシが、出てきました。
あとから振り返ると、
自分に意識が向いてしまった、と大反省。
その意識は、
スムーズに会話を弾ませたい、とか、
相手はどう思うだろう、とか、という、
自分軸にベクトルをあわせて考えていること。
相手軸にベクトルが向いていません。
一番、大切なのは、
相手の方が、いかに心地良く、
安心で寛ぎのひとときを過ごしていただけるか。
そのために、相手の状態、様子、調子を伺う。
お声掛けは、その一環として行なうもの。
病院や介護施設に行く前は、
いつもこころがけようとしているのだけど、
いざ、となると、実践で中々伴わず、
相手を目の前にすると、
いっぱいいっぱいで終わってしまうことが。
「話しか けるの苦手だから…」に逃げている気持ちと
何度か向き合っています。
(成長してないわね〜、とアロマの先生に言われそう^^;)
アロマボランティアを通して、本当に、沢山のことを学びます。
相手の方とのお話から、先輩セラピストの対応から、
実践の中での気付き。
そうやって色々悩んだり反省したり考える中、
ふと思ったのは、
そういうものなのかもしれない、ということ。
多分、「これで大丈夫」って思うのは、
これからもないのだと思います。
もし、そんな風に思った時は、
「(ワタシが)満足にできた」という、
自分のエゴから、まだ離れ ていない状態なのです。
ただ、その「瞬間」と「場」の中に、ありつづけること。
ありつづけようとすること。
相手の中に、その場を委ねること。
いつでも、どんな時でもそれを目指して、日々精進です。
そんな中で、
相手の方の穏やかな表情だったり、
「ありがとう」の言葉だったりをいただくと、
本当に、ほっと嬉しくて、有り難くて。
精一杯、心を込めて、お礼します。
こちらこそ、本当に、ありがとうございます。
少しでも、お役に立てますように。
そう、祈りながら。