工事中の現場を見て「前何があったっけ」と
記憶を探っても、全然思い出せなくて
「ありゃりゃ」と思う経験が何度かあります。
そんな自分の観察力の乏しさに残念なきもちになります。
何とまぁ、見ているようで見ていない景色が多いのかと。
いつも歩く街路樹をふと見れば、
いつのまにか銀杏の黄色い落ち葉や桜の樹が赤く色づいていて。
遠くまで紅葉観に行かなくても、
いつもの景色の中で楽しめる季節を
感じられると、うれしくなります。
あぁ、今のワタシは、そんな日常の中の
ほんの、ちょっとした氣付きを大切にしたいんだ。
と思いました。
特別な何かの氣付きとか、
大きなイベントで得た学び、
だけでは無くて、
むしろ、
ごくごく当たり前に過ごしている日常の有り難さ、
とか、
見逃しがちな、そのさりげなさの中にある、
よろこびや、うつくしさが、豊かにあることを
丁寧に掬いとって、伝えたいのです。
大切なことは、
今、ここで過ごす毎日に、
今、ここにいる自分に、
全て在るということ。
誰もが持っているものだ、ということを。