からだとあたまからこころまでほぐす、セラピストAsacoの日々の徒然。

からだとあたまからこころまでほぐす、セラピストAsacoの日々の徒然。
こころがちょっと疲れた時に、からだが不調を感じる時に。
ひだまりのようなひとときを。

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2017年3月8日水曜日

はなして、はなす。

2月中旬に、今通っているグリーフケア人材養成講座の集中実習がありました。
自分がどう生きてきて、何を感じているかに向き合い、臨床の場に伺う、という七日間。

その実習でワタシが体験して感じた事です。
この実習で、私は大きな心境の変化、
そしてシフトチェンジを感じることができました。

書こうか迷った位、自分の嫌な所もさらけました。
今までだと、巧みに隠していた所だったこと、
これもまた今回気づいた事です。


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話すことで、手放せる感情がある。
それは、前からわかっていたことで、
実行していたつもりだったこと。
でも、もう一歩、しきれていなかったから、
手放せないものもあった。

それは、語りきって、味わいつくすこと。

ただ、それはこちら側に味わいきる準備が出来てなければ、
手放せない。
だから、ことあるごとに、形を変えてやってくる。
どうして手放せないのだろう、としんどくなるような思い。
「自分でその感情を持つという選択をしているんだな」
って思っても、やっぱりどこかで重く感じる。

でもこんなもんだと思っていた。
本当に重くしているのは何か、
という事に気づくこともできなかった。

話して、離れて、手放して、
初めて、何が重たかったのか、と言う事に気付いた。
それくらい、私の心に見事に張り付いていたもの。
それが、コンプレックス。劣等感。

ずっと、人に話しかける、というのが苦手で、
その苦手意識が私の心を重くしていたと思っていた。
だけど、そうではなくて、
それにまつわる昔の出来事がもたらした、
大きな大きな劣等感が、しんどかった。
それで、いつも誰かと一瞬比べてしまったりして、
そんな風に比較してしまう自分が嫌で、そうならないように、
本を読んだり、セミナー行ったり、ヨーガを学んだりしていた。

それほどしんどかったのに、どうして手放せずにいたか。
それは、
「特別な私」
でありたかったから。
誰と比べても「特別」にダメな私。
だから頑張ってきた私。
それが特別じゃなかったら、
頑張ってきた私も特別ではなくなってしまうから。
(心は、そうやって、ややこしい事をする。めんどくさいね)

でも、全然私は特別でなくて、他の人と一緒なんだ、
というのがふいに腑に落ちた瞬間、
ひゅっと心が楽になったのです。
きっとこの時、味わい尽くして、
次のとこへシフトできたのでしょう。

でも、その劣等感だって、私を守ってくれた大切な部分です。
そういう風に、心から思えるようになると、
感謝しか出てこなくなりました。
そして、劣等感を抱いていた自分が愛おしくなりました。

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これが、ワタシが語り尽くして、手放せた体験。