からだとあたまからこころまでほぐす、セラピストAsacoの日々の徒然。

からだとあたまからこころまでほぐす、セラピストAsacoの日々の徒然。
こころがちょっと疲れた時に、からだが不調を感じる時に。
ひだまりのようなひとときを。

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2016年11月18日金曜日

高野山へ



先日、それはたまたま、スーパームーンの日。
ふと思い立って、高野山へ行ってきました。
6時出発の時には曇り空だったのが、
着いた時あたりから雨がぱらぱらと。

朝一番の阿字観体験にぎりぎり間に合いました。
阿字観とは、真言密教の瞑想法のこと。
僧侶の方の指導で、呼吸を整え、息を吐きながら、
「阿(ア)」の音を出し、徐々に心を整えてゆきます。

呼吸は、身体中を清らかな氣で満たし、
空へ飛んで、大地に還り、循環する。
そうやって、巡るいのちを感じる。

吐く息に振動を乗せると、
すべてのはじまりの音になる。
その音が、世界にひろがり、私に響いて還ってくる。


瞑想の間、降る雨の音がしとしとと、
やさしく沁みてきました。

僧侶の方が、
高野山で雨が降ることは、
高野山の神さま(弘法大師さまに山をお譲りになった狩場明神)が、
あなた方の訪問を歓迎していると云われています、
と仰ってました。


(この写真を中庭で撮っている時、偶然にも、
ダライ・ラマ14世法王が後ろの通路を通られました!)


柔らかくあたたかな小雨は、
傘をさすほどのことはなく。
紅葉を鮮やかに浮かび上がらせ、
高野山の神聖を高めてくれるような気がしました。


ふと思い立った高野山訪問で、
偶然が重なって起こった出来事。


「ふと」や「偶然」と言っているけれど、
そこに導かれるまでの「思い」が乗っていないと、
それは、起こらないこと。

だから、やっぱり、然るべきタイミングなのです。