からだとあたまからこころまでほぐす、セラピストAsacoの日々の徒然。

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こころがちょっと疲れた時に、からだが不調を感じる時に。
ひだまりのようなひとときを。

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2014年11月24日月曜日

眠れない夜に

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このまま眠ると、死んでしまうかもしれない。
明日目覚めなかったらどうしよう。

急にそんな不安に襲われた。
何故だかは、わからないけど、こんなことは初めてだ。

普段は5分くらいで眠れてしまうというのに。
1時間くらい、寝付けなかったからだろうか。

夜中、やっと眠りに落ちるかな、という直前に、
にぶわっとそんな思いがやってきた。
そしたら心臓がばくばくいって、頭がじんじんして、
余計に眠れなくなってしまった。
その日は、夜遅く帰って疲れていたけど、
妙に頭が冴えているのを感じたので、
短時間ですぐ、よく眠れるようにと、
オイルマッサージして、ゆっくりお風呂に入って、
ホットミルクを飲んで、ラベンダーの精油を枕元に香らせた、というのに。

心臓はばくばくしているのに、脈を探しても見当たらなくて、
余計に不安になる。
深呼吸して、横たわって、身体が重くなるのを感じ出したら、
また、「このまま死んでしまうかも」という思いが起こって、
不安になる、の繰り返しがしばらく続いた。

そんな状態の中、自分の変化に気づく。
やっぱり、死にたくないんだ、今の私。

弟が待っているから、死ぬのは怖くない。
そう思っていたけど。
現実には、「死ぬかもしれない」という不安が、私を目覚めさせたのだから、
どこかで怖い、嫌だって思ってるってことだろう。

…死にたくない、という強い思いは。

横で寝息を立てて寝ている人や、
親や家族が、いるから。
そういう大切なひとたち、悲しませたくない。
弟を突然亡くしたときのような、あんな悲しみを、
誰かに与えるなんて。

そんな風に思っているから。

それと、今、動き出したことを、
まだこの世で、もう少しやってゆきたい。
そんなこの世に対する未練が、生まれているんだ。

ああ、ワタシは「ここ」まで戻ってきたんだな。
むしろ、それ以前より、前に進む力が増したかもしれない。
その力は、弟の死によって、もたらされたものではないかと思う。

それは、とってもありがたいことなのだ。
そういう思いがありながら、生きてゆけること、
そして死ねることは、ありがたいことなのだ。
その思いはこの世を越えて、続くものだから。

ただ、この世に生きることも死ぬことも、
自分でコントロールすることは、できない。
そこは、すべて委ねるもの。
この世のことわりというべきか、
宇宙の法則を定めた、
そういう存在に。

すべて、委ねるしかないのだなぁ…


…そんな風に、思っているうちに、
いつのまにか、意識が無くなっていた。


翌朝の目覚めは、睡眠時間は少なかったのに、すっきりしていた。
また、こうやって起きられたことに感謝して、
一日を過ごせることに、感謝して。