からだとあたまからこころまでほぐす、セラピストAsacoの日々の徒然。

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こころがちょっと疲れた時に、からだが不調を感じる時に。
ひだまりのようなひとときを。

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2014年11月24日月曜日

こころとからだは、つながっている。

 


昨日、サイモントン療法のミニセミナーを受講しました。
先日参加した、ホリスティックコミュニケーション実践セミナーで知り合いになった、
スタイル訪問看護ステーションの中村さんがご案内を下さったのです。


サイモントン療法とは、米国のサイモントン博士が、
がん患者さんを治療する際、
患者さんの心の状態によって、

治療の効果が変わることに着目されて、開発された心理療法。

というと、がんや他の疾患を抱えている患者さんやその家族の為のものか、と思ったけれど、さにあらず。

ストレスフルな社会に生きる人たち皆にとって、そのストレスに対処できるようになる、とても役立つ考え方なのです♪

まず、自分の心の状態、考え方のクセを知り、

そのクセが、自分を心地良い状態に持ってゆくものであれば伸ばし、
自分の心を不快な感情に持ってゆくものなら、そのクセを直すことで、
心の状態は安定して、余裕が生まれます。
余裕があれば、問題と思っていたことが問題と感じなかったり、
問題が起こっても冷静に対処できるようになりますよ、ってコト。

ホリスティックコミュニケーションとは違うアプローチですが、

「自分の考え方のクセを変える」という点や、
「その人自身に元々備わっている治癒力を引き出し、サポートをする」
という姿勢が共通しています。

アーユルヴェーダなどでは、
心は体(と魂は)、すべてつながっていて、
健やかに生きる為に、心の状態の大切さも説いているけど、
どちらかというと身体と心を分離して捉えてきた西洋医学の世界でも、
心と身体のつながりは重要視されてきているのですよね、既に。
だって、アーユルヴェーダやヨーガ、トリートメントも、
米国では補完代替治療のひとつとして、挙げられているものね。


セミナーで行なわれたちょっとしたワークの中だけでも、

改めて、自分の考え方のクセを見つけたり、
他の参加者の考え方に、
「はっ」と発見させていただいたことがあって、
気づきを得ることができました。

セミナーの中で、特に印象に残ったことは、

人間の否定的な感情は、
・不安
・怒り
・罪悪感
の3つに集約されるのでは、ということ。
不安は、まだ起こっていないことに対して、
望ましくないイメージが起こった時の感情。
怒りと罪悪感は、両方とも、
自分の想像と違うことが起こった時に起こる感情だけど、
それが他人に向かうのが「怒り」で、自分に向かうのが「罪悪感」。
そしてその後には、「〜するべき」という考えが横たわっている。

それを聞いたとき、なるほどなあ〜、と思いました。

その直前のワークで、否定的感情を色々と書き出した時、
他人のせいにしてる「怒り」と、
自分のせいにしている「罪悪感」な感情が引き出され、
この相反する感情がどうして起こってしまうのだろう?
と考えてたところだったのです。

根っこは一緒なんだなあ、と。

自分への罪悪感が起こった時、

まずは、
「自分はその時、その中で精一杯自分のベストをつくしたのだ」
という自分を認めてあげよう。
だって、その問題に頑張って向き合っていないと、
罪悪感は起こらないから。
罪悪感がある、ということは、その時精一杯やってることである、
と。

そういう事を聞いて、ほろり、っとしてしまうのは、
それを認めていない自分がいるのかもなあ。

何度も学んで気づいても、

まだ「〜するべき」な自分の捉われが、
ぽろぽろっとあらわれてきます。
なかなか根強い、自分の考え方のクセ(^^;)
でも気付く度に少しづつ、修正したらいいのです。
それを、「おお、また来たか」と少し離れた視点で見られるようになったのは、少し進歩してるかな。