からだとあたまからこころまでほぐす、セラピストAsacoの日々の徒然。

からだとあたまからこころまでほぐす、セラピストAsacoの日々の徒然。
こころがちょっと疲れた時に、からだが不調を感じる時に。
ひだまりのようなひとときを。

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2013年9月18日水曜日

一周忌。

2013年9月16日。
弟の一周忌。

前日から、実家に泊まりに行った。
台風の影響で、雨が強くなったり、弱くなったりしていた。

どどどぅっ…と家の近くで流れる用水路の大きな音が、
激しさを増す雨と風を感じさせる。

晩御飯。ビールで献杯。
ちょっと焦げ付いた煮物。パスタサラダ。鮭のマリネ。
実家では、いつもおかずをつまみに酒を飲む。
母が青森の実家で帰ったときに手に入れた田酒をちょっと嘗めた後、
ワインを空けて、とろんと夜が更けてゆく。
父、母、夫と、段々リビングから引き上げてゆく中で、
妹とふたり、グラスを交わす。
日付が変わる頃、明日があるし寝るわ、と流石にワタシも布団に向かう。
もう少し飲むわ、と妹。

少し飲みすぎたかな、気持ち悪いな、と思いながら布団へ入ると、
ふいに、酔いが悲しみを連れて襲ってきた。
横で寝ている夫に気づかれないように、声を殺して泣いた。

しばらくすると、隣の部屋の仏壇の間から、妹のむせび泣く声が聞こえてきた。
開いていた扉を静かに閉めた。

****

一周忌の読経を聞きながら、ぼんやりと思っていた。
何のために一周忌を行うのだろうなあ、と。
だって弟は、四十九日で、一応は仏様のところに行ったわけで。
まあ、もちろん供養の為ではあるのだけれども。

そんな疑問に答えるように、来て下さったお坊さんはおっしゃった。

一周忌は、「小祥忌」といって、もちろん、亡くなったひとの供養もあるけれども、
一年間、こうやって供養を無事に家族みんなが過ごせてよかったね、ということや、
そうやって、少しづつ素直に喜んでも良いことなどをしても良いのだよ、という
区切りのための儀式でもあるそうです。


ということで。
これを区切りに、記録の為に、整理の為に。
一年前の事を、書き起こそうと思う。

なかなか、書く時間がなくて、滞っていて、
見ているひとはほとんどいらっしゃらないと思うけれど。
それだからこそ、のんびり、ひっそり。
これくらいが、ちょうど良い。